クマノミから始めた海水魚飼育

念願の海水魚飼育、クマノミやサンゴの飼育で癒されていますが、始めてから色々な問題に苦闘しています、同じ問題で悩んでいる人の解決になるような事を書いていきつつ、水槽状況も紹介していきたいと思います。

【人工海水の作り方から水槽に入れるまでの手順】準備するもの

人工海水の作り方を紹介していきます

人工海水を初めて作る方は難しいのではないかと思っている方もいると思いますが、とても簡単です。最初は少し時間がかかるかもしれませんが慣れればとても早くなるので安心してください。

 

 

まず最初に準備するもの

  • 人工海水の素
  • バケツ
  • カルキ抜きの素
  • 温度計
  • 比重計
  • コック付きエアチューブ
  • かき混ぜられるもの
  • ヒーター

 

まずはバケツに水道水を入れていきます。そこにカルキ抜きの素を適量いれてかき混ぜていき、入れた水の温度調整をしていきます。液体のカルキ抜きの素は入れた瞬間にカルキが抜かれるのですぐに使用可能な水になります。

 

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海水魚だけなら23度~29度以内で、サンゴが入れるのであれば23度~26度位を目安の温度にしましょう。

 

海水の素を入れて比重を測る時、水温が高くなると比重が低く、水温が低くなると比重が高くなるので、正確な比重を測る為にも温度はしっかり測りましょう。

 

夏場の水道水は温度が高く、逆に冬場の水道水はとても温度が低い水が蛇口から出てきますので注意しましょう。

 

夏は氷・冬はファンヒータで温度調整

 

温度調整は少し面倒に感じますが、私のやり方を紹介したいと思います。

 

夏場は温度を下げたいのでペットボトルに水を入れて凍らせた物や保冷剤をバケツに直接入れてかき混ぜながら温度を測っていきます、ちょうどいいタイミングで取り出しましょう。

 

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逆に冬場は、私の家では冬場ファンヒーターを使用しているので、温風の出ている前にバケツを置いて温めています。暖かい部分、暖かくない部分とムラが出るので、よくかき混ぜましょう。

 

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意外に早く温まるのでファンヒーターがある方は試してみてください。注意としては、あまり吹き出し部分に近づけ過ぎるとバケツによっては溶けてしまうかもしれないので注意して下さい。

 

ファンヒーターが無い場合は、水槽用ヒーターをもう一つ水換え用で用意しとくと便利です。もしくは水にお湯を足して温度調整もいいかもしれません。

 

【蛇口から出るお湯は使用しない】銅イオンが含まれる事も

 

蛇口から出るお湯で温度調節はしないようにしています、給湯器という機械の中は銅を使用している部分もあり銅イオンが含まれており、バクテリアにも生体にも良くないです。

 

古い機械になるとさらに汚れたお湯が機械内を循環して出てきます。実際給湯器などの様な機械を取り付けなどもする仕事をしているのですが

 

メーカーからの説明で給湯器から出てくるお湯は飲み水に適していないので、出来れば飲まないようにと言われた事があります。

 

人間で良くないなら小さい魚にとっては相当良くないものだと思います、出来るだけ使用は避けましょう

 

水にお湯を足して温度調節する場合は、ポットや電子レンジなどでお湯を沸かして使うといいです。

 

人工海水の素を入れる

 

温度調節が出来たら人工海水を入れていきます。私は人工海水はレッドシープロソルトやレッドシーコーラルプロソルトを使用しています。水に溶けやすくとても使用しやすいです。

 

温度調整した水の中に人工海水を適量入れてかき混ぜて溶かしていきます。レッドシーメジャーカップというのも販売されていて水の量に対して簡単に海水の素を測れるカップもあります。

 

私は持っていなく、100均で売っている計量カップを使用していますが十分です。

 

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入れたらよくかき混ぜて溶けたのを確認したらら比重を測りましょう、溶けていないと海水の素が下に沈んで残ってしまい比重の誤差が出ます。

 

量がどれ位入れればいいのか慣れていないうちは少量ずつ入れていき、こまめに比重を測りながら低ければ足していくなどして調整していきましょう。

 

目安の比重

  • 海水魚の比重1.0201.025
  • サンゴの比重1.0241.026

サンゴは少し比重が高く感じますが、水の蒸発が早い時期はとても比重が上がりやすくなるので、気づくと比重が上がって管理がとても大変という事もあるかもしれません。

 

簡単なサンゴの飼育であれば最初のうちは1.024位で調整するのもいいかもしれません。

 

生体の入っている水槽にサイフォンの原理で入れる

 

温度調節、比重が測れたら人工海水の完成です。最初の立ち上げの場合は量がかなり必要になるので大変な作業になると思います。大きめの容器があればいいかもしれません。

 

生体がすでに入っている水槽に作った海水を入れる場合は、一気にドバドバ入れる事は絶対にやめましょう、急激な水質の変化にビックリしてしまい、最悪の場合死んでしまうこともあります。

 

ゆっくり時間をかけて入れてあげましょう。

 

ポンプを使用して水槽に入れていく方法もありますが、私はゆっくり慎重に入れています。

 

方法としましては、水槽より高い場所に海水が入ったバケツを置き、エアチューブに一方コックを付け吸盤があればバケツ側、水槽側に固定しましょう。

 

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バケツ側

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水槽側

 

水槽よりバケツが下だと水は上には上がりませんので、バケツは水槽より上でサイフォンの原理でやっていきましょう。

 

 

バケツを上に置いてホースを入れただけでは海水は落ちません、コックを開けてもチューブの中に空気が入っている為出てきませんので、コックに口を付けて少し吸います。

 

本当に少し吸うだけで大丈夫です、あまり吸うと口の中に海水が入りますので注意。

 

チューブ内に前回の残り水がある場合は吸うと口に入るので、一度吹いてから吸えば口には入りません。

 

出る水はコックで調節出来るので、水の流れのある所に出して生体に優しくゆっくり水槽内に入れていきましょう。

 

慣れるととても早く出来るの作業です。最初は大変でしょうけど頑張っていきましょう。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございましす、参考にしてくれたら嬉しいです。

 

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