茶コケの原因はケイ素や照明
初めて水槽を立ち上げて、しばらくして悩まされたのが茶コケです。茶コケの発生の原因はケイ素や照明。
ケイ素は水道水に多く含まれている為、人工海水を水道水で作るとどうしても水槽内に入ってしまいます。対策としては天然海水やRO水で人工海水を作る方法で防ぐ事もできますがコストがかかります。
照明の原因は、光でコケが成長してしまうからです。水槽を初めて立ち上げた時は照明を当てずに何週間も放置します。光がないのでコケも成長する事ができません。
立ち上げ後、生体を入れると同時に照明も取り付けします。一日の照射時間は人それぞれだと思いますが、皆さん照明を取り付けして何ヶ月してから悩まされている方が多いいと思いますし私もそうでした。
だからと言って照明を消すと水槽が映えないし、サンゴが入っていれば照明を無くす事は絶対にできません。照明での対策は、1日の照射時間を少しでも短くすしかないと思います。
生物兵器でのコケ対策
茶コケ対策をするには生物兵器が一番です。プロの方の水槽でも、コケを食べてくれる生体は必ずと言っていいほど入っていると思います。
コケと言ってもガラス面や底砂、またライブロック面と色々な所に生えてきますが、場所によって入れる生物も変わってくるので悩んでいるヵ所のコケを駆除してくれる生体を入れていきましょう。
【シッタカ貝】ガラス面・ライブロック
シッタカガイは茶コケ取りの定番の掃除屋さんで多くの方が海水水槽に入れていている貝で、お店の方にガラス面の茶コケで悩んでいると聞いた時、すぐに出てきた生体がシッタカガイです。
水槽内でもガラス面、ライブロック の表面の掃除している姿をよく見る事が出来ます。日中は張り付いているだけであまり動きませんが、夜間になるとガラス面を舐め回っている姿を見る事が出来ます。
ガラス面のコケを食べている時の口を初めて見た時は中々衝撃的で、想像とは違いましたが見ていて面白いです。
写真では分かりづらいですがこの口をモグモグしています。ガラス面をシッタカ貝がコケを食べながら移動すると通り道が分かるほど良く働いています。
難点なのは、ガラス面のコケはよく取ってくれますが、拭き取ったようにキレイに食べてくれるのではなくポツポツと食べていない部分が残るので、食べていない部分が目立ちます。
結局スクレーパーなどで落としたりしていますが、薄いコケであればあまり気になりません。
ライブロック にも登って掃除してくれますし水槽内を本当によく動き回り掃除をしてくれる頑張り屋さんです。
ライブロックの緑コケはあまり食べてくれません、底砂の茶コケを食べている所も見たことありません、底砂は違う種類の生体で対策しましょう。
私も最初からずっと頼りにしている生体です。値段もそこまで高くないので購入しやすいと思います。60㎝水槽にMサイズ3匹入れましたが丁度よく感じました。多めに入れてもいいと思います。
【マガキ貝】底砂やライブロックのコケ
マガキ貝は底砂のコケ取りといったら一番に出てくる名前はマガキ貝ではないでしょうか。マガキ貝は底砂の茶コケは凄い勢いで食べてくれます。
昼間でも活動している所を見る事もありますが基本的に夜行性です。またライブロックのコケも食べてくれますが上まで登るのではなく長い口を伸ばして届く範囲を食べてくれる事が多いいですが、たまに低めのライブロックであれば登って食べている所もみます。
パウダー系の底砂が一番効果ありますが、細目の底砂でも十分な働きをしてくれます。初めて入れて次の日の朝見た時はハッキリ底砂の変化に気付くほどです。
写真では分かりずらいですがMサイズを入れましたが中々の大きさで驚きましたし迫力があります。Mサイズは30㎝~45㎝ほどの水槽には大きいかなと思います。
大きい分働きも凄いと思いますが、カワイイ見た目のマガキ貝を入れたいのであればSサイズを何匹か入れるのがいいかなと思います。
60㎝水槽にMサイズ3匹入れましたが、丁度よく感じました。茶コケだけでなく緑コケも多少食べてくれているようにも思います。
ガラス面と底砂・ライブロックの茶コケの定番の貝を紹介しましたが。シッタカ貝・マガキガイとセットで入れると最強コンビです初心者からプロの方まで必ずと言っていい程入れている貝なので悩まされている方は是非入れてみてください。