【球体の正体はバロニア】
水槽内を覗くと、緑色で風船の様な物がライブロックのいたる所にあり、日に日に数も増えて気色悪くなった経験ある方いるのではないでしょうか?
その正体はバロニアと呼ばれる海藻の一種で、水槽内では無害なのですが潰れたりすると細胞が飛散して水槽内に増殖してしまいます。
まとまってライブロックに張り付いているのを見ると、決していい見た目ではないので水槽内の景観も損ないます。
【除去には注意が必要】
先ほどお伝えしたように潰れたりしてしまうと、増殖してしまう事があるので除去する際には慎重に作業しましょう。
風船のようになっている内部には高い濃度のリン酸が含まれており、水槽内で潰れてしまうとリン酸の数値が急激に上がってしまう為、慎重な除去で早めの対策をしましょう。
【除去方法】
除去はなるべく水槽外で行いましょう。慎重にやれば潰さずに取り除く事も可能かもしれませんが万が一潰れてしまうと後が大変になってしまいます。
大きいサイズのバロニアであれば、手でむしり取る事も簡単に出来ますが、小さいサイズになると手でむしろうとすると潰れてしまい中々うまくできません。
硬いブラシなどで擦る事で取り除くのがとても簡単です。
残っているとまた増殖する可能性があるので、可能な限りよく見て除去していきましょう。万が一リン酸の数値が上がりすぎてしまったら、リン酸除去剤での対応をした方がいいかもしれません。
【生物での対策】
エメラルドグリーンクラブはバロニア対策に有効です。以前水槽内にエメラルドグリーンクラブがいた時はバロニアは発生していませんでした。
ただ大量にバロニアが生えている中にエメラルドグリーンクラブを入れてしまうと、食べる時に潰すのでリン酸の数値が上がらないのか疑問に思います。
いずれにしても自分の手で除去する事が出来なっかった際には、エメラルドグリーンクラブを投入してみようと思います。