
海水魚飼育の世界では、カラフルでおとなしい魚が人気。中でも黄色い体色が美しい「イエローコリスは、初心者でも飼いやすく、見た目もかわいいおすすめの魚です。
今回はそんなイエローコリスの特徴、飼育方法、混泳相性について分かりやすくご紹介します。
イエローコリスとは?
- 最大体長:10〜12cmほど
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性格:温和・おとなしい
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生息域:インド洋〜太平洋のサンゴ礁域
明るい黄色の体にクリっとした目が特徴のイエローコリスは、水槽内でもとても映える存在。性格もおとなしく、他の魚やサンゴともトラブルを起こしにくいのが魅力です。
初心者にも優しい!イエローコリスの飼育方法
◆ 必要な飼育環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 水槽サイズ | 60cm以上推奨(泳ぐスペースが必要) |
| 水温 | 24〜27℃ |
| 比重 | 1.023〜1.025 |
| 水質 | 安定した水質(アンモニア・硝酸塩は低め) |
| 照明 | 標準LEDライトでOK |
| 底砂 | **やや深め(3〜5cm程度)**の砂がおすすめ(寝る時にもぐる習性がある) |
イエローコリスは夜になると砂の中に潜って眠る習性があるため、細かめの底砂を敷いておくと安心です。また、岩陰などの隠れ場所も設けてあげるとストレス軽減になります。
エサについて
基本的には人工飼料にもよく慣れますが、以下のような餌を好みます。
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海水魚用の小粒フード(クリル系・ペレット)
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冷凍ブラインシュリンプやコペポーダ
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活餌があるとより自然に食いつく
※エサは1日1〜2回、少量をこまめに与えましょう。
飼育の注意点
1. 砂に潜れる環境を作る
夜間や驚いたときに砂の中に潜って隠れるため、砂のないベアタンクではストレスを感じます。
2. 飛び出し事故に注意
驚いた際にジャンプすることがあるので、フタ付きの水槽は必須です。
3. 魚のいじめに遭う場合も
おとなしい性格のため、攻撃的な魚との混泳には注意が必要です。
混泳しやすい魚・貝類・サンゴ
イエローコリスは基本的に温和なので、以下のような生体と相性良好です。
◎ 混泳しやすい魚
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カクレクマノミ
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ハタタテハゼ
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デバスズメダイ
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ヤエヤマギンポ
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スカンクシュリンプなどのクリーナーシュリンプ類
◎ 相性が良い貝・甲殻類
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シッタカ貝
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マガキ貝
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ターボスネイル
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サンゴモエビ(クリーナーシュリンプ類)
※ただし、極小の甲殻類(稚エビなど)は食べてしまう可能性もあるので注意。
◎ サンゴとの相性も良好!
イエローコリスはサンゴを突いたりしないため、ソフトコーラルからLPSまで安心して混泳可能です。
まとめ
やさしい性格&水槽映え抜群!イエローコリスは初心者の味方
イエローコリスは、その鮮やかな見た目とおとなしい性格で、初心者にも扱いやすい理想的な海水魚です。底砂をしっかり整えてあげることで、安心して長く飼育できます。
混泳相性も良く、初めての海水魚飼育や水槽の彩り役としても最適。これから海水魚を始めたい方には、ぜひ一度飼ってほしいおすすめの1匹です!