クマノミから始めた海水魚飼育

念願の海水魚飼育、クマノミやサンゴの飼育で癒されていますが、始めてから色々な問題に苦闘しています、同じ問題で悩んでいる人の解決になるような事を書いていきつつ、水槽状況も紹介していきたいと思います。

ライブロックから出てくるゴカイ・カニ・ウミケムシの正体と対策法

海水水槽で欠かせない存在といえば「ライブロック」
濾過能力を高め、水槽に自然な景観を与えてくれる大切なアイテムですが、初心者が驚くのが「見知らぬ生き物」が出てくることです。

 

この記事では、ライブロックからよく出てくる代表的な生き物 ゴカイ・カニ・ウミケムシ の正体や、水槽への影響、そして初心者でもできる安全な対策法を詳しく解説します。

 


ライブロックから出る「ゴカイ」とは?

ゴカイの特徴
  • 細長いミミズのような姿

  • 夜行性で、砂の中やライブロックの隙間から出てくる

  • デトリタス(残餌・排泄物)を食べる

水槽への影響

✅ メリット

  • 底砂を耕してくれる

  • ゴミを食べて水質悪化を防ぐ

❌ デメリット

  • 種類によっては魚やサンゴを傷つける

  • 繁殖しすぎると景観が悪化

ゴカイの対策法
  • 少数なら放置OK(むしろ掃除屋として働く)

  • 大量発生した場合はピンセットで取り除く

  • 夜間に赤いライトを使って観察すると見つけやすい

 


ライブロックから出る「カニ」の正体

 

カニの特徴
  • 小型でライブロックの隙間に潜む

  • 種類によっては無害だが、捕食性のカニも多い

水槽への影響

✅ メリット

  • 残餌を処理してくれることもある

❌ デメリット

  • サンゴを食害する種類が多い

  • 小魚やエビを襲うことがある

カニの対策法
  • トラップを仕掛けて捕獲(ペットボトルトラップが有名)

  • 見つけたらピンセットや網で取り出す

  • 種類によってはヤドカリや甲殻類用の隔離水槽へ移動

 


ライブロックから出る「ウミケムシ」とは?

 

ウミケムシの特徴
  • 毛の生えたゴカイの仲間で、体長は数センチ~数十センチ

  • 毛には毒針があり、素手で触ると強い痛みやかゆみを伴う

水槽への影響

✅ メリット

  • デトリタスを食べて掃除屋になる

❌ デメリット

  • サンゴを食べることがある

  • 水槽の見栄えが悪くなる

  • 人間が刺されると危険

ウミケムシの対策法
  • 絶対に素手で触らない!

  • 長いピンセットや専用トラップで除去

  • 駆除後はゴム手袋を着用して作業することを徹底

 

 


初心者向け「正しい対策の流れ」

  1. 観察する
    → 本当に害があるか確認。掃除屋なら放置してOK。

  2. 少数ならピンセットで除去
    夜間観察が効率的。

  3. 大量発生時はトラップを利用
    → ペットボトルや市販トラップで簡単に捕獲可能。

  4. 隔離・駆除を徹底
    → カニやウミケムシは別容器に隔離。サンゴ水槽では駆除推奨。

 


まとめ:ライブロックの「おまけ生物」と上手に付き合う

 

海水水槽のライブロックから出てくる ゴカイ・カニ・ウミケムシ は、初心者にとって驚きの存在ですが、正体を知れば慌てる必要はありません。

  • ゴカイ:掃除屋として有益だが、大量なら駆除

  • カニ:捕食性が多いので基本は取り出す

  • ウミケムシ:危険なので見つけ次第ピンセットで駆除

「正体を知り、必要に応じて対処する」ことで、水槽の安定と美しい景観を守ることができます。

 

www.kumanomikara.com

 

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