— 発生メカニズム・悪影響・防止策・対処法まで
デトリタスとは?海水水槽でよく聞く言葉の正体
水槽内で発生する微細な有機ゴミの総称です。
魚のフン・餌の食べ残し・粘液(スライム)・バクテリアや藻類の死骸・貝の脱皮殻の粉・ライブロックの剥離物…などが混ざった茶色い粉や綿ぼこりのようなもの。水流の弱い場所や砂の上、サンプ底に溜まります。
見分け方:軽くブローするとふわっと舞い上がる(苔は剥がれにくい/シアノは膜状)。
- デトリタスはなぜ発生するのか?主な原因
- デトリタスが増えるとどうなる?水槽への悪影響
- デトリタスを発生させないための予防法
- すでに溜まったデトリタスの効果的な除去方法
- まだ戻るときのチェックリスト
- スタイル別の運用ヒント
- まとめ
デトリタスはなぜ発生するのか?主な原因
栄養塩の“供給除去になったときに必ず溜まります。主因は次の通り。
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過剰な給餌・過密飼育:食べ残し/フンの量が増える
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死角の水流不足:角・岩裏・底面に沈殿
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機械ろ過のメンテ不足:フィルターソックやスポンジの放置
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ライブロックの:立ち上げ初期や移動直後に有機物が剥がれる
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不適切な水:RO/DI未使用の水に含まれる不純物がバクテリア・藻類の餌に
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砂の厚み/種類:厚すぎ・粒が細かすぎると表面に汚れが滞留
デトリタスが増えるとどうなる?水槽への悪影響
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アンモニア → 亜硝酸 → 硝酸塩・リン酸塩に分解され、苔・シアノが増える
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酸素消費で夜間にpH低下・生体ストレス
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底砂がくすみ、景観悪化/においの原因
デトリタスを発生させないための予防法
| 項目 | 目安/やり方 | ポイント |
|---|---|---|
| 給餌管理 | 1–2分で食べ切る量。冷凍餌は解凍→汁を捨てて与える | 給餌リングで拡散防止 |
| 水流設計 | リーフ:水量の20–40倍/時。FOWLR:10–20倍/時 | 岩裏に当ててデッドスポットを無くす |
| 機械ろ過 | フロス/ソックは2–3日で交換。ローラーマットも有効 | 交換しない=栄養塩工場 |
| スキマー | 常時運転、細かい泡&安定した排出 | 週1でカップ洗浄 |
| 砂管理 | 初心者は**浅底(1–3cm)**推奨 | 厚すぎは汚れ停滞の原因 |
| 水換え | 1–2週ごとに10–20%+砂面の軽い掃除 | RO/DI水(TDS 0–5ppm)使用 |
| クリーンアップ | マガキ・シッタカ・スネール類/コンク(ツノヤドカリ不可)/ナマコ/ヤエヤマギンポ | 生体数は徐々に追加 |
砂を舞わせる魚(サンドゴビー)はサンゴの上に砂をかけることがあるので配置に注意。サンドスター(スナヒトデ)は微生物を食べ尽くして餓死しやすいため初心者は非推奨。
すでに溜まったデトリタスの効果的な除去方法
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ポンプONのまま岩肌をブロー
→ デトリタスを舞い上げてスキマー&オーバーフローへ送る -
フロス/ソックを装着(あればローラーマット)
→ 1–2時間後に必ず交換 -
サイフォン掃除
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砂面の0.5–1cmだけを軽く吸う(毎回エリアを変える)
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サンプ底の沈殿も月1で吸い出す
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水換え10–20%
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水流の再調整
→ 舞い上がりやすい=水流OK、すぐ溜まる=デッドスポット再点検
まだ戻るときのチェックリスト
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給餌量が多い/魚が多すぎる
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ソックやスポンジを放置している
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スキマーが弱い/調整不良(泡が粗い・排出少ない)
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岩のレイアウトで行き止まりが多い
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砂の粒が細かすぎて舞い上がらない
スタイル別の運用ヒント
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リーフ(サンゴ中心):ランダム水流+浅底、ブロー→ソック交換を週1に。
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FOWLR(魚メイン):給餌多めになりがち。大きめスキマーと機械ろ過の頻繁交換が鍵。
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ベアボトム:砂を敷かない方式。デトリタス管理は楽だが、見た目と一部生体の好みに注意。
まとめ
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デトリタス=舞う茶色い有機ゴミ。溜まるのは供給>除去のサイン。
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予防は給餌管理・水流設計・機械ろ過のこまめな交換・RO/DI水。
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対処はブロー→捕集→サイフォン→水換え→水流見直しの順で。
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ルーティン化すれば、苔・シアノ予防と水質安定に直結します。