水槽を管理している方の夏場にとって必要になってくるのが水槽用のクーラーです。
新品を付けた状態であれば問題はありませんが、1年・2年と掃除もせずに使用して
いると内部には埃や配管内の汚れが必ず溜まってきます。
それを放置していると冷却能力の低下によって効きが悪くなってしまったり、電気代
を余計に食ってしまったり最悪場合故障の原因になりかねませんので、オーバー
ホールをする事をお勧めします。
勿論メーカーに出してプロの方に作業してもらうのが一番いいと思いますが、預ける
期間も長くなりますし、お金も安くはありません。ヒーターを本体の電源から取って
ると中々長期間出すタイミングも難しいと思います。
最初の内であれば頑固な汚れになる前に落としやすいと思います。
難しくありませんので参考にしてみて下さい。
ゼンスイZC-100αオーバーホール手順
次からの写真は汚れている状態Beforeがありません、after後のキレイな状態の写真になりますのでご了承ください。
カバーの取り外しは下の方にビスで止まっていますのですべて取り外しましょう。
次に接続部分の六角になっている部分をモンキーレンチで取り外します。
これをIN・OUT両方を外せばカバーを上にスライドして取ることが出来ます。
カバーを取るとこんな感じになっています。
写真では汚れは見えませんが、2年・3年と経つと相当な埃が溜まっているので
ビックリされると思います。
全体に水をかけて水洗いしてもかまいませんし、濡らすことに抵抗を感じる
ようであれば掃除機のブラシでも十分にキレイにする事が出来ますので、細かい
所までキレイにしていきましょう。
正面も相当な埃が確認できると思いますのでこちらも、水洗い又は掃除機などで
キレイにしていきましょう。新品のようにキレイになると思います。
埃を取ったら最後は配管内の汚れを落としていきます、本体INの方にホースで水道と
接続します。
OUT側のホースはバケツに溜める様にすれば水のキレイになっていく過程が見える
のでいいと思います。
水道の蛇口を全開にひねって水を出せば汚れが出てくるので、細かい汚れが出なく
なるまで通水しましょう。
(*水道の圧力では実感できない方は、高圧洗浄機の先をINに直接つけて水が飛び跳ねないように手で抑えて水を送ってみて下さい。水圧以上の効果が発揮できます。)
最後に
内部に溜まった水を逆さまに持ち上げて取り除きましょう。
また全体を水洗いした方は、電気系統もありますのでエアーで吹き飛ばしたり
完全に乾くまで放置しておきましょう。濡れている状態での電源差し込みは故障に
繋がります。特にコネクター内部の水は注意しましょう。
すべての作業が終われば水槽に接続できますが、内部に残っている水が心配な方は
INを接続後OUT側から出てくる水槽内の水をバケツで受けるなどしてみましょう。
1年に一回が難しくても2年に一回のペースで行なう事をお勧めします。
年々暑くなっていく中で汚れによって冷却能力の低下で生体に支障が出ない前に
大変ではありますが行ってみて下さい。