クマノミから始めた海水魚飼育

念願の海水魚飼育、クマノミやサンゴの飼育で癒されていますが、始めてから色々な問題に苦闘しています、同じ問題で悩んでいる人の解決になるような事を書いていきつつ、水槽状況も紹介していきたいと思います。

水槽内のコケの発生をゼロにするのは難しいのでコケ対策

海水水槽で飼育していて多くの人を悩ませるものがコケです。コケが生えていても、ほとんどの魚やサンゴなどには悪影響を与えませんが、水槽内が見えにくくなってしまうし、見栄えがよくありません。

 

コケはパイオニア植物といって、遷移のはじめに裸地に侵入をして生育をします。極端な乾燥、湿潤、貧栄養に耐えることが可能で、簡単に言うと厳しい環境に強いのです。

 

そのため、少しの光と少しの栄養があれば、すぐにコケが繁殖してしまいます。

 

コケの発生をゼロにすることは難しいので、コケを撲滅しようとするのではなく、見栄えが悪くならないようなコケ対策が必要です。

 

コケ対策

 

予防策として、細かな底砂を厚めに敷いてみるのもコケ対策になります。細かな底砂を厚めに敷いておくと、底砂の中が酸素の少ない状態になり脱窒菌が働くようになります。

 

脱窒菌はコケの栄養分となるリン酸や硝酸などを取り除いてくれて、これによってコケの発生が抑えらえることが期待できます。

 

底砂の中の酸素を少なくしたいので、できるだけ細かな砂を敷くことがポイントです。

 

脱窒菌は魚も排泄物や残ったエサなどを分解してくれる働きがあります。そのため、魚を入れ過ぎてしまうと排泄物が多くなってしまい、脱窒菌の働きが追い付かなくなってしまうので、入れる魚の数に注意が必要です。

 

脱窒菌が販売されているので、そういったものを利用するのもよいでしょう。

 

殺菌灯・スクレーパー・生物兵器

 

コケは種子ではなく胞子で繁殖をします。殺菌灯は水の中のタンパク質を分解したり、コケの胞子を殺したりして、コケが生えにくい環境を整えてくれます。

 

水槽にコケがついてしまったら、スクレーパーなどを使用して掃除をします。アクリル水槽の場合はゴシゴシと掃除ができないので、水槽を傷つけないような柔らかいスポンジや専用のスクレーパーを使用して掃除をしましょう。

 

水槽壁面のコケは、シッタカ貝、草食ギンポ、コブヒトデなどの水生生物も掃除をしてくれます。

 

 

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底砂のコケは砂の間に入ってしまうと取り除きにくいです。このコケを掃除するには、ベントス食性ハゼ、ナマコ、マガキガイ、ヤドカリなどを利用するとよいでしょう。

 

底砂についてヘドロはコケの栄養分になるので取り除きます。ヘドロの除去には底砂掃除用ホースを使用します。

 

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マガキガイやベントス食ハゼはヘドロも食べてくれるので、これらを飼育することでもコケの栄養分となるものを除去できます。

 

コケを完全になくすことは難しいですが、気を付ければ発生を抑えられます。きれいな水槽を維持したいですね。

 

 

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