クマノミから始めた海水魚飼育

念願の海水魚飼育、クマノミやサンゴの飼育で癒されていますが、始めてから色々な問題に苦闘しています、同じ問題で悩んでいる人の解決になるような事を書いていきつつ、水槽状況も紹介していきたいと思います。

【飼育水蒸発】足し水の必要性・注意事項

蒸発を無視していると生体にストレスを与えてしまう

 
水槽を始めてある時、飼育水が明らかに減っていると感じた事があると思います。それは水槽内の飼育水が蒸発しているのが原因で、そのまま気にする事なくずっと放置していると、水槽内の生体に悪影響を与えてしまいます。
 
季節や設備、水槽を置いている場所や環境によって蒸発するスピードも変わってきますが、水は蒸発します。
 

飼育水の蒸発デメリット

 
海水が蒸発すると真水のみが蒸発します。真水のみが蒸発すると海水の中に含まれる塩分は残り水が減る為塩分濃度(比重)が上がります。
 
あまりにも蒸発を無視していると比重を測った時、驚くほど高くなってしまう事があります。小さい水槽ほど水量が少ない為、影響を受けやすいので蒸発のスピードが早い場合はすぐに対応する必要があります。
 
また蒸発する事によって飼育水が減ると水温にも影響を受けます。クーラーやヒーターを設置していれば、さほど変化はしませんが小型水槽で容量が足らないクーラーやヒーターの場合、または淡水魚などでそういった設備がない場合は注意してみてあげましょう。
 

飼育水が蒸発すると水質悪化

 
飼育水の中の水が蒸発すると水質悪化にもつながります、コケが生えやすくなったり悪臭、異常な数値の変動で生体にストレスを与えます。蒸発を無視せずに足し水が必要になってきます。
 

足し水の手順

 
足し水は至って簡単で蒸発して減った分のカルキを抜いた水を足してあげるだけですが注意も必要です。
 

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水槽の大きさによって比重の上下は異なります。30㎝水槽の時は本当に驚くほど蒸発が早く比重が高くなりました。60㎝水槽では水量が倍以上あるので少しは安心ですが、それでも蒸発もしますし比重も上がります。
 
比重があまりにも高くなりすぎた水槽に蒸発した分、水を入れると一気に比重が下がり水槽内の生体にストレスを与え体調を崩したり、最悪死んでしまう事もあるので注意が必要です。
 
比重を戻す際はカルキを抜いた水をドバドバ入れずにホースと点滴で時間をかけて、少しでも生体にストレスを与えないようにゆっくり入れていました
 

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このやり方で生体が死んでしまった経験はまだありません。
 
あまりにも比重が下がってしまった場合には、真水ではなく比重を低めに作った人工海水を入れる事もよくあります。
 
魚だけでなくサンゴやイソギンチャクもいるので少し気を使っていますし、ついでに水換えを一緒にやってしまう事も多いいです。
 
面倒臭く感じる時もありますが、しっかりとやってあげると生体も体調を崩さず元気になってくれますよ。
 
 
まとめ
 
最後に飼育水の蒸発が目に見て分かる場合は比重をまめに測ってあげましょう、毎日蒸発した分足せれば生体に大きなストレスを与えませんが、大量に蒸発した時の足し水は注意して行って生体にストレスを与えないやり方をしましょう。
 
最後まで読んで頂いてありがとうございました。